腰痛の盲点!腰を押しても痛みが取れなければお尻を押せ!
腰に痛みが出たら腰をマッサージしてしまいがち。
いくらほぐしてもなかなかやわらかくならないという方がいらっしゃいます。
その理由は、すばり腰痛の原因は必ずしも腰ではないからです。
ではどうするか。
私の経験上、腰痛の9割以上の方は
今回の腰痛の対処法は慢性腰痛の場合に効果があります。
急性の腰痛、つまりぎっくり腰などは筋肉の状態が異なるので対象外となります。
おしりを押してセルフ整体しましょう
それでは実際の施術方法です。
写真のように構えておしりを親指で押圧します。
適切な場所がありますので、まずは下の筋肉図をご覧ください。
腰痛の原因となる中殿筋のトリガーポイント
赤丸で囲った部分を中殿筋といいます。
中殿筋は腰痛や坐骨神経痛などの原因となっていることが多く、ここをほぐすことで腰痛が大幅に軽減することがあります。
中殿筋の押圧方法
写真を見るとふっくら盛り上がっていますね。
力を加えて前後に擦るとコリコリする部分がありますので、ここをピーンと張り詰めるくらい親指でグリグリしましょう。
結構痛いですが、やった後はかなりすっきりするはずです。
中殿筋は腰痛の代表的なトリガーポイントの一つで、中心部から外側に向かって束になっている筋肉です。
- トリガーポイントとは
- トリガーポイントとは発痛点ともいい、痛みの根源を指します。
症状によって場所は決まっているので、初期症状であるほど回復は早くなります。逆に放置をしてしまうと、ほかの症状との関連痛が重なってしまい治りが遅くなってしまうこともあります。

なぜお尻を押すと腰痛がやわらぐのか
みなさんがよく言う慢性腰痛は、長時間の座り姿勢など筋肉が固定された状態が積み重なりジワジワと固まって起こるものです。
特に座り姿勢の場合は背中からおしり、太ももにかけての筋肉がほとんど動きません。
下の神経図をご覧ください。
お尻には坐骨神経というとても太い神経が通っています。黄色い枝分かれしたものがそれです。
坐骨神経は、腰椎(背骨の腰の部分)から出てお尻を通り足の先まで伸びています。
お尻から太もも裏の部分が一番太くなっていることから、特に腰に大きく影響するのがこのお尻部分だということがお分かりいただけると思います。