2018.07.14
安倍総理もなった「股関節周囲炎」ってどんな症状?
西日本豪雨の被害を受けた広島への視察を15日に予定していた安倍総理。
右足の痛みを覚え病院で診察をしてもらったところ、「股関節周囲炎」との診断。
急遽延期となったそうです。

「股関節周囲炎」って初めて聞きましたけど何ですか?
「股関節周囲炎」は通称「五十股」とも呼ばれているものです。「五十股」と言われると何か思いつきませんか?


もしかして、「五十肩」と関係ありますか?
スバリ、その通り。「股関節周囲炎」は「五十肩」とよく似た症状です

股関節周囲炎とは?

「五十肩」は正式名称を「肩関節周囲炎」といい、関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して肩関節の周囲の組織が炎症してしまうことを指しますが、同じように、「股関節周囲炎」は股関節周囲の組織が炎症してしまう症状のことです。
特に、男性よりも40~60歳の女性が歩きすぎなどで股関節の軟骨が磨り減ることで痛みが発症するといわれています。
股関節周囲炎はなぜ女性に多いのか

なぜ女性が発症しやすいんですか?
女性は男性に比べ関節が緩く筋力も弱いこと、そして女性は骨盤が横に広いため、歩くときに股関節が磨れやすいことが原因と考えられています

股関節周囲炎の対策
「五十肩」もそうですが、医学的にまだまだ原因が解明されていないことが多く、リハビリが主な対策手段となります。
まず、炎症が鎮まる状態まではあまり動かさず安静を保ち、痛みがなくなってからリハビリを始めます。
整体では、まず股関節周囲の筋肉の柔軟性を高めます。
また、股関節は骨盤と大腿骨を軟骨で繋げているため、骨盤のゆがみが原因となっている場合もあります。
骨盤や股関節の矯正をおこなうことで腱や靭帯にかかる負担を軽減させ、正常な状態へ回復させます。